- 一般法人
- 2018.07.26
「 窮鼠猫を噛む 」の続き!
2日前の続きです。
問題②になりますが、
なぜ、注目されていた2つの銀行が不正をしなければならなかったのか?
それは、
銀行収益がどんどん下がっているから、大ピンチなんです。
マイナス金利が導入されて、本業の貸出金利がどんどん下がっています。最初はこの政策が一部分に効いていましたが、ながーーく続くにしたがってボディー全体に効いてきました。
経営を、業績を、何とかしなければならない!!という思いが間違った方向に出ました。
過剰なノルマを課せられる → 出来ない → 業務は必達 → 結果だけをつくろう → 不正に手を出す
窮鼠猫を噛む ・ ・ ・ そんな状態になってしまいました。
精神的にも肉体的にも追い詰められたら、経営陣や従業員は普通は考えられない事もやってしまうということですね。
負のスパイラルの完成です。
すべての銀行員はコンプライアンスの研修をたくさん受けているんです。それでも起こるんです。
結果は大事ですが、顧客を無視した収益獲得は必ずボロが出てきますね。